comprehensible input
Comprehensible Inputは何%理解できればいい?
理解可能なインプットに固定の正解率があるのかを整理し、数字を捏造せず素材の適合度を判断する方法を紹介します。
一つの数字にできない理由
同じ未知語の数でも、画像、背景知識、話の予測しやすさで理解は変わります。また、楽しむための多聴と、短い箇所を詳しく学ぶ活動では適切な難易度が違います。
| 判断対象 | 確認質問 |
|---|---|
| 場面 | 誰がどこで話しているか分かるか |
| 要点 | 一文で内容を言えるか |
| 展開 | 何が変わったか追えるか |
| 未知語 | なくても主な意味を保てるか |
| 支援 | Transcriptや画像で回復できるか |
5分試聴で判断する
最初に1〜2分聞き、場面と要点をメモします。次にTranscriptや概要を見て、自分の理解との差を確認します。主要人物や結論を取り違えていたら難易度を下げ、細部だけが不明なら継続候補です。
広く触れる活動と深く学ぶ活動を分ける
多聴・多読では、流れを保てるやさしさを優先します。短い教材を精読・精聴する場合は、難しい箇所があっても支援を使いながら学べます。一つの素材に両方の役割を求めません。
- 多聴:要点を保って続けられる
- 精聴:短い範囲を支援付きで理解する
- 娯楽:理解が低くても楽しむ目的を分ける
理解が下がったら変数を一つ変える
速度だけでなく、長さ、話題、語彙、話者数、背景音も難易度です。まずテーマを既知にする、Transcriptを付ける、短くするなど一要素を変更し、再度要点を確認します。
よくある質問
知らない単語が多くても内容が分かればよいですか?
文脈で主なメッセージを追えるなら候補になります。ただし推測だけで誤解が続く場合は、支援で要点を確認してください。
90%理解を目標にすべきですか?
数字を固定目標にするより、活動目的とメッセージ理解を確認してください。研究上の条件を異なる教材へそのまま移すことはできません。
参考資料
- Common European Framework of Reference for Languages: Companion Volume — Council of Europe